呪文と踊り

クレールウインドオーケストラ第20回記念定期演奏会
曲目紹介に代えて その2
―前回は乙女心が垣間見られる素敵なやりとりでした。その調子で行きましょう。それでは、どうぞ!
「2曲目は、“呪文と踊り”じゃな。」
「はい。これは異国の儀式の風景を描いた曲と言われております。」
「妾の身の回りであれば、密教かあるいは念仏といったところかのう。」
「ところで九麗流の地では、築城や寺院などの建立の際には何か行わないのですか。」
「確かに地鎮の儀を行うが、あまり派手な舞を奉納したりはせぬ。」
「左様ですか。かの地では、儀式の際にいけにえを捧げる場合もあるようでございます。」
「なかなか物騒じゃな。わが藩では、人柱などの風習はとっくに廃止しておる。」
「承知しております。それにわが殿は築城の達人でございます。」
「うむ。後は…そうじゃ、祭りの際は皆で踊ったりもするのう。」
「姫様の舞は大層美しゅうございます。」
「そう褒めるな。それにしても…この前の達の舞は傑作であったのう。」
「…姫様、それはどうか早々にお忘れください。それでは、次に参りましょう。」
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by isseiy2k | 2017-06-09 17:48 | 演奏会